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雷電(らいでん)は、太平洋戦争末期に日本海軍が運用した局地戦闘機(乙戦)。略符号はJ2M1~7。連合軍のコードネームはJack(ジャック)。 局地戦闘機(以下「局戦」と略)とは、主に航空母艦から運用される艦上戦闘機とは異なり、陸上基地からの運用を前提とした戦闘機を、また乙戦とは対爆撃機戦闘・迎撃戦闘(インターセプト)を行う戦闘機(要撃機)を指す日本海軍独自の用語である〔この他類別としては、主として制空任務に用いられる甲戦(零戦、烈風など)、夜間戦闘任務に用いられる丙戦(月光、極光など)があった。〕。「雷電」という名称は愛称ではなく制式名称であり、乙戦の場合は「雷」または「電」の字を含むことと定められていた(詳細は軍用機の命名規則 (日本)#大日本帝国海軍を参照)。 == 開発の経緯 == 支那事変時、中華民国空軍の爆撃機隊により少なくない被害を受けた海軍は、十二試艦上戦闘機(零式艦上戦闘機)試作一号機を領収した直後の昭和14年(1939年)9月に三菱単独指名で「十四試局地戦闘機」(以下、「十四試局戦」と略)を提示、翌昭和15年(1940年)4月に「十四試局地戦闘機計画要求書」を交付した。計画書に記載されていた海軍の要求値は、概ね以下の様なものであったとされる。 ; 最高速度 : 高度6,000 m において325ノット(約601.9 km/h)以上。340ノット(約629.7 km/h)を目標とする。 ; 上昇力 : 高度6,000 m まで5分30秒以内。 ; 航続力 : 最高速(高度6,000 m)で0.7時間以上(正規)。 ; 武装 : 20 mm 機銃2挺、7.7 mm 機銃2挺。 ; その他 : 操縦席背面に防弾板を装備すること。 これを受けた三菱では十二試艦戦に引き続き堀越二郎を設計主務者とした設計陣を組み、開発に取り組んだ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「雷電 (航空機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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